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米西海岸の最新パーティー事情を、清野栄一(作家/DJ)が現地レポート!ロサンゼルスといえば、ハリウッド、ビバリーヒルズ、チャイニーズ・シアターといった観光スポットが有名だが、サンタモニカからロング・ビーチにかけての海沿いや、ワッツ・タワーがあるサウスセントラル、そして高層ビルの再開発が進むダウンタウンまで、地域によって様々な顔を持つメガシティーだ。その中でも、 50年代のビート・ジェネレーションの頃から、様々なユース・カルチャーの発信地となってきたのが、サンタモニカとマリナ・デル・レイの中間に位置するベニスビーチ周辺。アボット・キニー通りには、オーガニックフードのヒッピーカフェや小さなブティック、などが軒を連ねている。 サンタモニカ寄りにある「more」もそのひとつ。しっかりしたサウンドシステムを備え、ハウスやテクノ系のパーティーが開かれているが、日本のいわゆるクラブとは違い、大きなバーカウンターとくつろげるソファスペースがメインの雰囲気。大きなイベントは別として、こうしたバーやクラブは基本的に深夜二時までしか営業ができない。あとは友達の家かカフェでまったり……ということになる。 とはいってもここはロサンゼルス。アンダーグラウンドのウェアハウスパーティーはまだまだ健在だ。イギリスやドイツと同じように、再開発が進みつつあるダウンタウンのウェアハウスや、ベニスビーチの古い倉庫を改造した場所などで、毎週のようにパーティーが開かれている。 ベニスの「クリエイティビティー」は大きな駐車場を備えた倉庫のようなスペースで、もちろん看板も何も出ていないが、塀に囲まれた駐車場には大きな焚き火があって、建物の中でライヴやパーティーが行われている。こうした場所のほとんどは個人の所有物。自宅で大人数のプライベートパーティーを開くのは普通のことで、ウェアハウスパーティーも考えてみればそれと同じ……なのだが、毎週のようにガンガン音を鳴らしていればさすがに警察のチェックが入るのはどの国でも同じ。バーの営業が2時までなのに、朝までアルコールを出してパーティーを続けるのはさすがに難しく、今はイベントではなく撮影用スペースとして貸し出されている。 こんなふうにして、面白いパーティースペースができては消え、いろんな場所に移り続ける。ちょっとした旅行でそんなパーティーに遊びに行くには、情報に詳しい現地の友達に教えてもらうしかない。そして一度ドアをくぐれば、すぐに新しい友達ができるはずだ。 |
2007.03.20 Eiichi Seino |