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8月は、音楽モノとヒーロー映画が良かったね。8月は音楽を扱った映画とヒーロー映画がたくさん公開されたんだけど、その中でもオススメが『デトロイト・メタル・シティ』。人気漫画の映画化だよね。オシャレ系ポップスとサブカルが大好きな根岸君が不本意にもメタルバンドのボーカル・クラウザー様を演じさせられ大ブレークするという話。やりたいことと才能が180度違ったらどうするの?という恐ろしく深いテーマを恐ろしく馬鹿馬鹿しい演出で描いた傑作。いち早く自己の滑稽さに向き合い、その滑稽さをエンタメへと昇華させたヘヴィメタルと未だにオシャレという4文字に埋没しているサブカル系の対比に要・注目。根岸くんとクラウザー様を演じた松山ケンイチの演技は天才的! キッスのジーン・シモンズも出てるんだぜ。 『アクロス・ザ・ユニバース』も面白かった。この作品はビートルズの曲とリリックをたくみにつなぎ合わせて、ひとつの物語を構築したミュージカル。主人公はリバプールからアメリカへやって来た若者。反戦運動へとのめり込む恋人やレコードデビューが決まった途端、方向性を見失うシンガーや新しいやり方について行けなくなるギタリスト。掲げた理想が現実の重みに耐えかねてどんどん崩れる中で、じゃ確かなものは何なの?ということを主人公が探るというお話。ビートルズの深みのある歌詞が物語と見事にマッチしていたよ。北米では当初たった23館で公開。それが口コミで広がって最終的には964スクリーンに拡大。週間興収トップ10に2度ランクインしたというツワモノ。 ヒーローもので面白かったのが『インクレディブル・ハルク』と『ハンコック』。前者は不本意にもハルクという力を与えられた苦悩のヒーローが、その力を受け入れるまでの話。後者は自他共に認めるスーパーヒーロー。だけど、態度が悪いせいで、いくら人助けをしても評価されない。その主人公がイメチェンをしようとする話。後半は全然関係ない展開になるんだけど、ここでも『ダークナイト』よろしく勧善懲悪のヒーロー映画はもはや通用しないことを証明していたね。 来月も楽しい映画をチョイスするのでお楽しみに! 『デトロイト・メタル・シティ』 |
2008.08.28 SKUNK(スカンク) SKUNK(スカンク) Profile |