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プロットはとにかく斬新! 今こそ見るべき映画だね今週紹介する映画は押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』。この作品は95年に公開された映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』にCG映像を追加してアレンジした、いわばリミックス・バージョン。なので、ストーリーは同じ。コンピュータ画面やヘリコプター、素子がダイブするシーンをCG化していると思ってもらえればいい。 久しぶりに見たけど、やっぱり面白いね、この作品。人の意識がネットの中に流れ出すという、人間が肉体の限界(境界線)を超えるというプロットは今見ても斬新だよね。この映画をよくもまぁインターネットが普及していなかった1995年に作ることができたよね。今でも不思議に思うよ。 ウォシャウスキー兄弟が『マトリックス』でコンセプトから演出まで真似たのも無理はないよね。ただ『マトリックス』は『攻殻機動隊』の本質を100%理解していなかったために、最後はグダグダになっちゃったけどね。というのも、そもそも『攻殻機動隊』の発想って欧米的ではないんだよね。「ゴーストという人格」がネットの中を自由に徘徊するという発想は、肉体から魂が離れる体外離脱と同じだからね。精神が肉体を離れて彷徨う発想は、精霊の信仰に近いものがある。どちらかというと、それって先住民族の考え方だからね。近代的な欧米人の物の見方では本質まで届かないかもしれない。実際に、インターネットの登場で時間や場所の制約から解放されつつあるからね。そういう意味でも先見性の高い作品だといえる。 ただ憂うべきはネットによって己の魂を縛りつけている現象も起こっているということ。掲示板で罵り合う様はまさにその悪い例だよね。自分のネガティブをまき散らせば、広大なネットの海を自由に泳ぐどころか、自分の殻に閉じこもるしかなくなるからね。さすがに95年の時点では想定できなかったんだろうね。(ただ、学者の間ではわかっていたらしいよ。メールでの論争は厄介だというデータが出てたんだって) さて、オレたちは素子のように広大なネットを自由に泳ぐことができるのだろうか。いろんな意味で、今こそ見るべき作品だと思う。 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』 |
2008.07.11 FT→R STAFF SKUNK(スカンク) Profile |